楽曲に込めた思い

『まず「約束」について。ずっと「今までたくさんのステキなものを頂いたから、私は歌でお返ししていきたい」と言ってました。それを、お休み頂いた後ももちろん、改めて叶えていきたいと思ったんです。“ありがとう”と、そして“これから会いに行くね、楽しみにしてます”という気持ちをたくさん込めました。歌詞にも、歌にも。歌詞を書く時、泣きながら書きました。みんなの優しさ、お休み中もいっぱい頂きました。ひとつひとつの思いやりが本当に嬉しかった。お返ししていきたいと言っていたのに、もう、本当にたくさんの優しさや思いやりを頂いて“これからも歌で返していきたいと思ってるけど、あぁ、これからもずっと返し続けられる日々が続いてほしいな”って思いました。背中を押してくれたり、手を差し伸べてくれたり、笑ってくれたり、楽しそうにしてくれたり、時には泣いて感動してくれたり、気持ちに寄り添ってくれたり。そういう裸になった気持ちを伝えてくれるから、私は頑張れるし、強くなれるなって改めて感じました。
そして「流星」。今回、ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインのオープニングになっている曲。復帰第一弾のシングルとなりますが、藍井エイルらしい楽曲を歌えたことが嬉しかったし、SNSでも私らしい曲だと言ってくれた人がたくさんいて、嬉しかったな。ただいまって胸を張って言える作品。作家の津波さんにステキな曲を再び頂けて嬉しいです。歌詞も私らしい“強さ”をテーマにしたものだけれど、今までよりも“弱さ”に対してもフォーカスを当てています。これもお休みがあったからこそ、立ち止まる時間があったからこそ書けるようになったのかなって。今までは“自分に負けちゃいけないぞ”って思ってたから、弱い自分のことを認めなかったし、見えないフリもしていたけど、でもなんだかそれって違うかもしれないって思ったんです。私らしくいることで、誰かを守れるって思った。自分に嘘をついていたら苦しくなっちゃうもんだから、これは良くないって。私がやりたいのはファンの皆さんを楽しませること。それを叶えられない自分を作っちゃいけない。でもやっぱりそう考えることが出来るようになったのって、応援してくれてる人たちがいたからだなって思います。本当にありがとう』